夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か
山の畑の、桑
(くわ)の実を
小籠
(こかご)に摘んだは、まぼろしか

img赤とんぼの乱舞IMG 実うつけた桑の枝 IMGねえやに負われて
十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた
夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿
(さお)の先



異様な論戦

私も暇な人間だがまだ上手がいる。世の中広いね。
真剣な議論が!ここまでするか?

こんなことをおっしゃる方がいた
今私の周囲で大激論になっているのが「赤とんぼ」の謎です。「ねえやは十五で嫁に行き、お里の便りもたえはてた」という部分ですが、まず「ねえやは実の姉か、お手伝いさんか」。
さらに「便り」とは、はたして「手紙」のことか。

(解釈1)実の姉さんが嫁に行き、昔の嫁さんはこき使われるので(又は亡くなったので)里へ手紙を出すこともできなくなった

(解釈2)お手伝いのお姐さんが嫁に行き、当初は噂も聞こえてきたものだが、今となっては姐さんの里(多分主人公の家の知り合い)とも疎遠になって噂も聞こえてこなくなった

おおまかに分けて上の2つの解釈がありますが、皆自分がそれまで信じていたのが正しいと言い張って決着がつきません。
どこで検索しても、「自分はこう思っていた」という話ばかりでこれという決定打が出ません。それともどっちともとれる唄ということで結論の出る話ではないのでしょうか。


これに対するお答えのすさまじいこと